重力ピエロ (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊坂 幸太郎
1971(昭和46)年千葉県生れ。’95(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。’02年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。’03年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、七〇年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。’04年『チルドレン』、’05年『グラスホッパー』、’06年『死神の精度』が直木賞候補に。’04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
わたしの名は「紅」 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
黄昏のオスマン・トルコ帝国にしのび寄る、ヨーロッパ文明のコスモロジー。東西文明が交錯する都市イスタンブルで展開する細密画師たちの苦悩と葛藤を描く。歴史ミステリー小説、遂に上陸。国際IMPACダブリン文学賞、フランスの最優秀海外文学賞、イタリアのグリンザーネ・カヴール市外国語文学賞等を受賞。
内容(「MARC」データベースより)
舞台は黄昏のオスマン・トルコ帝国、東西文明が交錯する都市イスタンブル。細密画師たちの苦悩と葛藤を描く歴史ミステリー小説。32ヶ国語に翻訳された世界的ベストセラー。現代トルコ文学の代表的作家、本邦初訳。
冷血 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
カンザス州の片田舎で起きた一家4人惨殺事件。被害者は皆ロープで縛られ、至近距離から散弾銃で射殺されていた。このあまりにも惨い犯行に、著者は5年余りの歳月を費やして綿密な取材を遂行。そして犯人2名が絞首刑に処せられるまでを見届けた。捜査の手法、犯罪者の心理、死刑制度の是非、そして取材者のモラル―。様々な物議をかもした、衝撃のノンフィクション・ノヴェル。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
カポーティ,トルーマン
1924‐1984。ルイジアナ州ニューオーリンズ生れ。21歳の時「ミリアム」でO・ヘンリ賞を受賞(同賞は計3回受賞)。’48年『遠い声 遠い部屋』を刊行、早熟の天才―恐るべき子供、と注目を浴びた。晩年はアルコールと薬物中毒に苦しみ、ハリウッドの友人宅で急死した
佐々田 雅子
1947年生れ。立教大学英米文学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ひとがた流し (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
アナウンサーの千波、作家の牧子、元編集者で写真家の妻となった美々は、高校からの幼なじみ。牧子と美々は離婚を経験、それぞれ一人娘を持つ身だ。一方、千波は朝のニュース番組のメインキャスターに抜擢された矢先、不治の病を宣告される。それを契機に、三人それぞれの思いや願い、そして、ささやかな記憶の断片が想い起こされてゆく。「涙」なしには読み終えることのできない北村薫の代表作。
内容(「BOOK」データベースより)
かけがえのない友よ。そして、いとおしい時間たちよ。朝日新聞好評連載北村薫の心をゆさぶる最新長編小説。
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
「あなたーー妖怪お好きですか」。その男は真顔で尋ねる。これぞ多々良勝五郎(たたらかつごろう)大先生。人の迷惑顧みず、怪異求めて六十余州を西東。河童に噛み殺された男、物忌みの村を徘徊する怪人、絶対負けない賭博師、即身仏の神隠し……。センセイの行くところ、およそ信じがたい出来事ばかり待つ。して、その顛末は?
内容(「BOOK」データベースより)
「あなた―妖怪お好きですか」。その男は真顔で尋ねる。これぞ多々良勝五郎大先生。人の迷惑顧みず、怪異求めて六十余州を西東。河童に噛み殺された男、物忌みの村を徘徊する怪人、絶対負けない賭博師、即身仏の神隠し…。センセイの行くところ、およそ信じがたい出来事ばかり待つ。して、その顛末は。
七つの黒い夢 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
天使のように美しい顔をした私の息子。幼稚園児の彼が無邪気に描く絵には、想像を絶するパワーがあった。そしてある日―。乙一の傑作「この子の絵は未完成」をはじめ、恩田陸、北村薫、岩井志麻子ら、新感覚小説の旗手七人によるアンソロジー。ささやかな違和感と奇妙な感触が積み重なり、遂に現実が崩壊する瞬間を描いたダーク・ファンタジー七篇。静かな恐怖を湛えたオリジナル文庫。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
乙一
’78年福岡県生れ。17歳のとき『夏と花火と私の死体』で、ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞
恩田 陸
’64年宮城県生れ。’92年『六番目の小夜子』でデビュー
北村 薫
’49年埼玉県生れ。’89年に覆面作家として『空飛ぶ馬』でデビュー
誉田 哲也
’69年東京生れ。’03年『アクセス』でホラーサスペンス大賞特別賞受賞
西澤 保彦
’60年高知県生れ。’95年『解体諸因』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
λに歯がない (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。それぞれのポケットには「λに歯がない」と記されたカード。そして死体には…歯がなかった。4人の被害者の関係、「φ」からはじまる一連の事件との関連、犯人の脱出経路―すべて不明。事件を推理する西之園萌絵は、自ら封印していた過去と対峙することになる。ますます快調Gシリーズ第5弾。
内容(「MARC」データベースより)
密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。それぞれのポケットには「λに歯がない」と記されたカード。そして死体には歯がなかった。事件を推理する西之園萌絵は…。Gシリーズ第5弾。
手紙 (単行本)
Amazon.co.jp
本格推理から学園ミステリー、パロディー小説や絵本など、さまざまな作風で読者を魅了しつづける著者が、本書でテーマに据えたのは、犯罪加害者の家族。犯罪が、被害者や加害者だけではなく、その家族にまで及ぼす悲しい現実を見据えた意欲作である。殺人犯の弟という運命を背負った高校生が成人し、やがて自分の家族を持つにいたるまでの軌跡を、大げさなトリックやサスペンスの要素を用いることなく、真正面から描ききっている。 武島直貴の兄・剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った屋敷で、思いもかけず人を殺めてしまう。判決は、懲役15年。それ以来、直貴のもとへ月に1度、獄中から手紙を送る剛志。一方で、進学、恋人、就職と、つかもうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく直貴。日を追うごとに、剛志からの手紙は無視され、捨てられ、やがて…。 1999年に刊行された『白夜行』以降、著者は『片想い』 『トキオ』など、連載小説という発表形態を通じて、読み手を飽きさせないだけのストーリーテリングの実力を確実に身につけてきた。新聞連載された本書も、バンドデビューや窃盗事件などの出来事を積み重ね、そのつど揺れ動いていく直貴の心の危うさを巧みに演出しながら、物語を引っ張っていく。しかしながら読み手は、たえず居心地の悪さを感じずにはいられないだろう。なぜなら、直貴に向けられる差別は、私たち自身の中にも確実に存在するものだからである。「差別や偏見のない世界。そんなものは想像の産物でしかない」と言い切る直貴の言葉が、ずっしりと心に響く。(中島正敏)
内容(「MARC」データベースより)
兄は強盗殺人で服役中。その時、弟は…。断ち切られた兄弟の絆。希望なき世界を彷徨う人生。いつか罪は償われ、傷は癒されていくのだろうか。『毎日新聞』日曜版連載、待望の単行本化。
砂漠で溺れるわけにはいかない (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
無性に子どもを欲しがるカレンに戸惑う、結婚間近のニールに、またも仕事が!ラスヴェガスから帰ろうとしない八十六歳の爺さんを連れ戻せという。しかし、このご老体、なかなか手強く、まんまとニールの手をすり抜けてしまう。そして事態は奇妙な展開を見せた。爺さんが乗って逃げた車が空になって発見されたのだ。砂漠でニールを待ち受けていたものは何か?シリーズ最終巻。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
東江 一紀
1951年生まれ。北海道大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ブレイブ・ストーリー (中) (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
広大な異世界、幻界でワタルを待ち受けていたのは何か? 大冒険スタート!
幽霊ビルの扉の向こうに広がる異世界幻界。そこでワタルを待ち受けていたのは、さまざまな怪物と厳しい自然。仲間とともに困難を克服しながら、ワタルは旅を続ける!
内容(「BOOK」データベースより)
僕は運命を変えてみせる―。剣と魔法と物語の神が君臨する幻界でワタルを待ち受けていたのは、さまざまなモンスターに呪い、厳しい自然、旅人に課せられた数々の障害だった。大トカゲのキ・キーマ、ネコ族のミーナらとともに、ワタルは五つの宝玉を獲得しながら幻界の旅をつづける。先をゆくライバル、ミツルの行方は?ワタルの肩にかかる幻界の未来は?胸躍る場面が次々展開する和製ファンタジーの金字塔!